息子と酒屋へちかん(家族ネタですスルーしてくださいw)

今日の出来事をどこかに記しておきたくて。

※家族ネタなのでスルーしてしてくださいね。

4歳の息子と帰省を終え、本日より初売りのお店番をしていると
閉店間際に還暦になるかならないかくらいの男性。
入ってくるなり「麦の〜〜…」と仰るので
「すみません、焼酎はお取り扱いしてないんです〜」とさらっとお断りを入れると、
「焼酎ないの!なんで」
「申し訳ないです日本酒専門でさせてもらってまして〜」
「焼酎は身体にええのに」「焼酎おかな!」「焼酎はブームやで」
「はい〜そうですか〜」
「焼酎置いてないなんか後悔するで!」「フフフじゃないで、おかな!」
なんてごくごくたまにあるやりとり。

一旦出た男性また引き返してきて「んじゃ、十四代あるの?」。
「いえうちには無いです」
呆れるような顔で再度出て行かれました。

わたしとしては特に気にするような出来事ではなかったのですが
その後の息子の行動に驚いてしまいました。

出て行く男性に「なんで帰るんだ!」
「おい!なんで帰るんだ!」
追いかけて「なんで帰るんだ!」
男性「お母さんに言うといて焼酎おいてって」
「なんで帰るんだ!」
回り込んで「おい!なんで帰るんだ!」
「お母さんに言うといて焼酎おいてって」
いつものふざけた息子四歳の様子じゃないと気づき
「なにを言ってるん!お客さんの好きなお酒なかったんやんか」
男性に「すみません〜」
息子を見ると息子なりの一番怖い顔をして「なんで帰るんだ!」
アゴを突き出して「なんで帰るんだ!」
なんと喧嘩を売っていた。
まだまだしつこいので、手をひっぱり、
「お店の子はそんなん言ったらあかんねん!!!」
「お客さんの好きなお酒がなかったからしょうがないやん」
とりあえず閉店の片付けをしながら見ていると
撃沈な様子で肩を落として下を向いてとぼとぼ歩いている。
配達からちょうど帰った主人に簡単に説明し
主人がなぐさめながら抱き上げると一気に溢れ出す涙と声。

息子なりにすべてわかってたんだと知りました。

苦労している親の姿なんていう風にはまるで映ってないだろう
ごっこ遊びのような小さな酒屋。

なんて、勝手に息子からの評価を低く見積もっていたけど。

4歳の可愛いだけだった息子が
お店のプライドを持ち、お客さんに言われた言葉に傷つき怒り、
わたし(お店)を守ろうとしてくれたことに気づきました。

もちろんお店としてはいちいち傷ついてられないけど、
お店の立場を取っ払わせてもらうと
男性の“人に対する態度”に腹を立ててくれた息子の気持ちはわかります。

その後、晩ご飯に行ってもずっと泣いてた息子。
男性に対する怒りと、その怒りを制止したわたしへの不満だったよう。
いろんな声かけをしてなんとか晩ご飯を終えた帰り道
「そりゃマーヤも怒るわー!」と主人が言うと
急に大きな声で「そーーーだーーー!!!」
w

「母ちゃんもね、ほんとはそう思ったよ。
マーヤありがとね。
父ちゃんも母ちゃんもマーヤとおんなじ気持ちだよ」

「三人おんなじ気持ち?」

主人と二人で守ってきたつもりの家族は

三人で守る家族と成長していました。

そんな絆を感じさせてくれる忘れたくない出来事となりました。



マーヤありがとう!これからも愛してるよ!




2016年 1月5日の出来事